前編では熱中症地は何なのか、熱中症になりやすい環境などをお伝えしました。
では、熱中症を防ぐためにどうすれば良いか、また万が一熱中症になってしまった際にはどのような処置が必要かを紹介していきます！
熱中症は誰もがなる可能性のある病気です。必ず熱中症に対する知識を持っておきましょう！
熱中症対策法
熱中症を予防するには以下のようなことに気をつけましょう
- 暑さを避ける
外出時には帽子や日傘を使うなどし、また家の中では扇風機やエアコンを使うなどし室温・湿度を調整するようにしましょう
- こまめな水分補給
暑い日には知らず知らずのうちに汗をかき、体内の水分が奪われていっています。喉が乾く前からこまめに水分を取ることを心がけましょう。また汗をかくと水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。スポーツ飲料や麦茶などでミネラルの補給も行うようにしましょう
- 暑さに備えた体作り
ウォーキングやランニング、ジムでのトレーニングなどで汗をかく習慣を身につけるのも大事な予防法の一つです。日頃から暑さに体を慣らしておきましょう
熱中症の判断基準
気温や湿度が高い環境の中で、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、痙攣がある、まっすぐに走れない・歩けない、体が暑いなどの症状が見られたときにはすぐに熱中症が疑われます。
なかでも、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、目眩や吐き気、意識障害がある場合は重症です。すぐに応急処置を行いましょう。
熱中症の応急処置
熱中症が疑われる場合は、次のような応急処置を行いましょう
- 涼しい環境に移動させる
風通しの良い日陰や、クーラーが聞いている室内に移動させましょう。
立ちくらみがあり、立てない・歩けないといった場合は無理に動かそうとせず、団扇で仰ぐなどしてあげましょう。
2. 脱衣と冷却
可能な限り衣類を脱がせて体内の熱を外に出します。
さらに露出させた皮膚に水をかけ、団扇や扇風機を使って仰いだり、氷で首や脇の下、太腿の付け根を冷やし体温を下げます。
3.水分と塩分の補給
冷たい水、特に塩分も同時に補える経口補水液やスポーツ飲料などを飲みましょう。
ただし、意識障害がある場合は水分が気管に流れ込む場合があります。
また吐き気や嘔吐の症状がある場合には、すでに胃腸の動きが鈍っていると考えられるので、口から水分を入れることは避けましょう。
熱中症を疑う症状があり、意識がない、呼びかけに対する返事がおかしい場合はすぐに救急車を呼びましょう
熱中症は誰もがなる可能性のある病気です。熱中症対策をしっかり行いトレーニングを行いましょう！
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